治療との併用がポイントあなどれないホームケア治療との併用がポイントあなどれないホームケア

あなどれないホームケア

ニキビ治療の一環として、自宅でできるホームケアも推奨しています。

クリニックで行うケミカルピーリングと同じことを自宅でも行うというコンセプトの塗り薬としては以下の3つがあります。

1 ディフェリン(アダバレン)

ビタミンA誘導体の一種。レチノイン酸の構造を変化させることで皮膚の角化を抑制しながら副反応を抑えたもの。
面皰抑制作用もあるので白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビのどの病態でも使用できます。実際に使用した場合はかなりの確率で皮膚の赤みが出るので途中で止めるケースも多く見られる。

2 サリチル酸ワセリン10%

サリチル酸によるピーリングを自宅でも行える外用薬。サリチル酸に対するアレルギーがなければ長期に使用することで角質のピーリング、殺菌効果なども期待できる。安全に使用出来る反面、濃度が低いので十分なピーリング効果が出ないこともある。

3 過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルを塗ると皮膚で分解されてフリーラジカル(活性酸素など)を出し、殺菌効果を発揮すると同時に角質のタンパク質を変性させて角質をはぎ取る働きがあります。抗生物質と合わせた製剤もあり白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、何れのニキビにも有効です。

ニキビを治すために保険診療の皮膚科を訪れた場合は、内服のビタミン剤、抗生物質とともに上記の何れかが処方されることが多いです。きちんと面倒くさがらずにこれらの内服・外用を続けた場合、ニキビが軽症の場合はそれだけで良くなる場合もあります。

なお美容クリニックをニキビのお悩みで受診される場合は

1 全く何の治療もせずに来院される場合

2 色々な治療を受けて来たが治らない場合

のどちらの方もおられるので、問診をきちんととることが重要だと考えています。

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